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西宮大橋より六甲山を望む
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2009-01-12 (Mon)
西宮市浜脇町の個別指導塾<ペガサス西宮教室>の塾長が日々の雑感を綴った<塾長日記>です。


◆自分を生かすということ◆

塾に通う目的として「成績を向上させる」ということが、誰の口からも出てくる最も基本的な動機のように思われます。

もちろん、結果としてそれが目先の目的としては、間違いなく的を得た動機でしょう。

ただ、どんなことにも、もっと深いところに潜んでいる真実や真理というものがありそうです。

数字として70点が90点になると誰でもうれしいものです。 そこで考えてみたいことは、「何がうれしかったのか」ということです。

極端なことを言えば、日頃30点を取っている生徒がいたとして、その生徒が特に努力もしていないのに80点という点数がとれていたとします。

テストの答案を手にした生徒は、たしかに一瞬は驚きに近い喜びを感じるかもしれませんね。

でも、本当に心の底から喜べるかと自問自答をすれば、間違いなく、「ちっとも嬉しくなんかない」と感じるはずです。 

たとえば、1問だけ山をかけてそこを集中して勉強し、それが当たったような場合ですら、そこでとれた1点は「うれしい1点」に違いありません。 だって、自分の意志を投入して山をかけるという前向きな努力をしたことに対してちゃんと結果が出て、1点という「価値」を実質的に得ることができたからです。

その1点という価値は、他の人は誰も知らないでしょうし、わからないでしょう。
本人だけが知っている「本当の成果」であり、「手応え」です。

この架空の生徒がうれしかったのは、努力もせずに答案に書かれた80点という数字なのではなくて、意志を傾けて意識した取組をしたその1点が取れたことだと思います。

つまり、この生徒は、成績が上がったという「現象」よりも、「自分の努力したことへの手応え」がうれしかったに違いありません。 もちろん、わずか1点という数字に隠された喜びに過ぎないでしょう。

でも、それこそが、子供たちにとって、本当に必要な「感動」だと思うのです。
「やりもしないこと」からは、決して心を動かすような感動などは生まれてきませんが、
心を傾け、努力をし、やるだけのことをやったことは、たとえ誰も評価してくれなくても
その子にとっては非常に感動的な喜びなんです。

このことは、いつもオール5を取っている生徒にとっても全く同じことで、仮に100点という点数をとっても、それが手応えの感じない100点だったら、少しもうれしくは感じないはずです。

「自分らしい自分を生かす」・・・・そう考え始めると、「苦手科目の克服」などという聞こえはいいけれども、前進する動機として非常に無理のあることを掲げて苦労するよりも、
先ずは、好きな科目、得意な科目を今すぐに取り掛かり始めて<動いて>、そして、前に向かって進んでいくことです。

しかし、大事なことは、先ほど優先しなかった苦手科目を「ほったらかし」にはしてはいけません。 好きなことをしていいペースになってきたころ、たとえ短い時間でもいいから集中して苦手科目も1mmでもいいから前進する努力をすることです。

「やった分だけプラス、やればやるほどもっとプラス」です。
多少の困難を乗り越えるからこそ、その向こうに喜びや感動が待っていてくれます。

「今日動いた分だけ儲かった」・・・・そう思ってにっこりしながら前進していくのが楽しいことなんですね。

楽しい苦労をして、自分を生かしていきましょう!



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